2022年に伊豆半島のジオサイトをご案内した際に、
『今度はフォッサマグナをテーマにしたガイドをしてほしい』とリクエストを頂きました。
フォッサマグナとは直訳すると『大地の溝』。
ドイツの地質学者ナウマンが名付けた、本州中央部に広がる大地溝帯。
西の端は糸魚川静岡構造線、東の端は柏崎千葉構造線と言われています。
今回はそのフォッサマグナとナウマンにちなんだ名所めぐりの旅となりました。
北杜市の石空川渓谷ではフォッサマグナの露頭と滝巡り。
野尻湖ではナウマン象
柱状節理が美しい苗名滝
新潟県の海、そう日本海です!
ヒスイ海岸でヒスイ探し。
地元の方が拾ったばかりの石を見せてくれました。
緑色をしている部分がヒスイ。
これぞ、糸魚川静岡構造線。
フォッサマグナパークにて。
糸魚川ジオパークのマイコミ平ツアーに参加しました。
石灰岩質の黒姫山、この石灰岩は3億年前のサンゴ礁。
プレートの動きによって北上し、今こうして山となっているとのこと。
この山が海の中のサンゴ礁だったなんて、信じられません。
マイコミ平とは日本屈指のカルスト地形。
石灰岩質は雨に溶けやすく、アリの巣のような洞窟がいっぱいできます。
こうした地形をカルスト地形といい、日本一深い洞窟もここにあります。
分かり易いフォッサマグナミュージアムの館長さんの解説。
毎年200名しか入ることのできないマイコミ平。貴重な体験でした。
『地球って生きてるんだなぁ』
目からウロコの地球の営みも、そこに息づく植物や人々の暮らしなど新しい発見いっぱいの旅となりました。ご参加ありがとうございました。