nyuugan
一年で一番短い2月はあっという間に終わり。
私事では、去年の夏に受けた乳がんの手術後6ヶ月が経過しました。

つい先日6ヶ月後検査を受けてきました。
血液検査の腫瘍マーカーの数値は低く、ガン再発の可能性なし。ホッ♪

今の治療は、3週間に1回の通院で点滴注射のみ。
これはいわゆる抗がん剤ではなく、分子標的治療薬といいます。

簡単にいうと、抗がん剤は正常細胞も見境なく攻撃するため、副作用があります。
特に増殖が盛んな細胞が影響を受けるので、髪の毛が抜け、爪が変色したり、
消化器の細胞がやられて吐き気がしたりするのが一般的です。

分子標的治療薬は、がん細胞を狙い撃ちするので、副作用はありません。
2008年から私のようなタンパク質系の乳がん治療に承認され、お値段が高いのが玉にキズですが。^^;

とはいえ、薬の副作用は個人差があります。
ダイビングで言えば、同じ水深に同じだけ潜っても減圧症になる人もいれば、ならない人もいる。
同じ薬を飲んでも効く人とあまり効かない人もいる。

幸い私は抗がん剤の副作用も少なく、去年の抗がん剤投与中の半年間、
一番辛かったのは、白血球が下がった時の歯肉炎くらい。
日常生活に支障のある副作用はなかったので、夏の富士登山も、
白血球が正常値に戻った時は、ダイビングすることも出来ました。

「抗がん剤」というと、吐き気で食事も食べられずゲッソリ・・・とか
かつてのイメージやネットの情報とかで、副作用に怯えて怖がっていた自分が嘘のようでした。

現代は副作用の吐き気を止める薬がよく効くので、6割の人は大丈夫とか。
薬の効き(作用)も副作用も十人十色。
副作用は少なかったけれど、ちゃんと効いて再発を防いでいてくれることを願うばかりです。
乳がんは術後10年間、再発がないと完治したということになるそうで、
あと9年半、自分の体をいたわり、完治を目指します。

0301タチツボスミレ
近所に咲いていたタチツボスミレ