ぴっころ日記

伊豆のダイビング&トレッキングガイド「ぴっころ♪」のひとりごとです。

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2021年09月

寒さ暑さも彼岸まで

今年はお彼岸前に涼しく秋らしくなったなぁと思っていました。
でもお彼岸に入ってちょっと暑さが戻り、言葉どおりになりました。

今日の一枚。
神社の境内でひっそりとヒガンバナが咲いていました。
またまたヒガンバナネタでスイマセン。
この花はちょうどお彼岸に合わせたように咲きました。
先日のブログに載せた紅白の花はすでに終わり、1週間足らずで茎だけになっていました。
神社の境内で日陰だから花が遅かったんだと思います。

クロアゲハ_ヒガンバナ_DSC_9

このヒガンバナにはクロアゲハが止まって蜜を吸っていました。
通常、花は甘い香りや蜜を出して、蜂や蝶などの虫たちを誘います。
それは、同じ種類の他の花の花粉を運んで来てもらい受粉したいからです。
でも日本に帰化したヒガンバナは球根で増えるので、虫たちを呼ぶ必要はありません。
対価を求めず、ただ虫たちに蜜を与えているヒガンバナ。
なんだか健気に見えてきました。
 

昔は食べたヒガンバナ

今年は残暑があまり厳しくなく、いきなり秋が来た感じがします。
富士山の初冠雪も平年より25日も早かったし。
今朝、私のお散歩コースではヒガンバナ(彼岸花)が満開となっていました。
やっぱりヒガンバナも少し早い気がします。

ヒガンバナ、別名「マンジュシャゲ(曼珠沙華)」
マンジュシャゲは、サンスクリット語で赤い花の意味。
なので、白いのはシロバナマンジュシャゲ。
紅白並んできれいに咲いていました。
210914_ヒガンバナ_DSC_8981

いつも突然、花が咲くように感じるのは、花のあとに葉が茂るから。
葉は冬の間に光合成して栄養分を球根にため、春先に枯れてなくなるそう。
葉と花は同時に見ることが出来ないことから、別名「葉見ず花見ず」とも呼ばれています。
他にも、死人花や捨子花、狐の松明、火炎草など不吉な感じの名前が多いのは
お彼岸に咲くことと墓地の近くに植えられていることからでしょう。

ヒガンバナは全体にアルカロイド系の毒を持っていて、特に球根に一番多くの毒が含まれます。
田んぼの土手や墓地の近くに植えられているのは、動物が掘り返さないようにするため。
しかも、玉ねぎのような球根はしっかり毒抜きをすれば食べられるとのこと。
有毒で年貢の対象となっていなかったヒガンバナは、飢饉に備えて植えられた救荒植物。
毒を使って動物を避け、毒を抜いて食料にもする。
生きるためとは言え、先人の知恵というか、昔の方は素晴らしいですね。

アドバンス講習

今週末は西伊豆でアドバンス講習をして来ました。
昨日は田子で、ディープダイブ、ナビゲーションダイブ、ナイトダイブの3本。
今日は雲見で、ピークパフォーマンスボイヤンシー(中性浮力)とドリフトダイブ。
ボートダイビングでエントリーも楽ちん♪
2日でオプション入れて6ダイブ、ガッツリ楽しんで来ました。

どちらの海も透明度は10m前後でしたが、水温が26℃と温かい♪
季節来遊魚も色々観察出来ました。
中でも、可愛かったのが、こちら。
田子の弁天島で見たナンヨウハギの幼魚。ニモでおなじみのドリーです。
ドリー_P9110396


日没時間を過ぎ、夕暮れの中のエントリー
ナイト_P9110416
ナイトダイブでの海の中は、夜行性の生物が活発に動き出し
昼行性の生物が寝ぼけていたり、いつもと違った姿が観察出来ます。
また、水をかき回すと光る夜光虫が神秘的。
夜の海はなんだか宇宙空間を漂っているような気がしてきます。


雲見ではライト片手に水中洞窟探検。
ゲストさん_P9120443


先頭を泳いで魚の中を突っ切るのを体験してもらいました。
魚の群れの中へ_P9120488

一年前に体験ダイビングでご来店のゲストさん。
その後、ダイバーとなり、今回でアドバンスダイバーとなりました。
沖縄へ行ってまとめて潜ってきたのもあり、次回で30本達成だそう。
ライセンス取得後の1年、コンスタントに潜り、とっても上達したゲストさん。
初心者ダイバーの鏡です。素晴らしいです。
これからもブランク空けずにいろんな海を楽しんでくださいね!
ありがとうございました!

芙蓉(フヨウ)

今朝も朝から秋晴れ。
あまりに気持ち良かったので、近所の神社まで散歩。
きれいなフヨウ(芙蓉)の花を見つけました。キレイですね~。

芙蓉とはハスの花の別称で、美人の例えだそう。
富士山も雅称(風雅な呼び方)として、芙蓉とか芙蓉峰と呼ばれていました。

フヨウ_DSC_8940


その由来は、富士山の山頂の噴火口の周りには八つの峰があり、
仏教で言う八葉蓮華(蓮の花)に例えられたことからと言われています。
富士山の秀麗な姿からついたとも言われ、諸説あるようです。

と、フヨウの花を見て富士山を思い出していたら、伊豆新聞の一面には富士山初冠雪のニュース。
今年は平年より25日早く、昨季より21日早い観測だとか。
今シーズンの富士登山は終わりました。
厳密に言うと登山道は9/10まで通行可能ですが、すでに小屋の営業も終わっているところも多いようです。

コロナもあり、大雨で中止もあり、今年はあまり富士山に登ることが出来ず残念でした。
来年はひとりでも多くの人が富士登山を楽しめる世の中(気候)でありますように。

地球のためにできること

今日は9月に入って久しぶりの青空となった伊豆高原。
気持ちの良い一日でしたね。
今日は二十四節気では「白露はくろ」でした。
秋が深まり、草花に朝露がつきはじめる頃という意味だそう。
空は高くなり、秋雲がたなびくようになり、本格的な秋の到来です。
秋は台風の発生も気になるところですが、今年は今のところ発生数が少ないですね。
このまま台風の少ない年で終わるとよいけれど、台風のような熱帯低気圧が来なくても、
ゲリラ豪雨とか前線による線状降水帯の大雨とか、注意すべきことが昔より増えた気がします。 これも地球の温暖化の影響ですね。


下の写真は、うちの脇に生えている雑草です。
羽状複葉で、夜になると葉が閉じるのでオジギソウかと思ってました。
ナガエコミカンソウ_DSC_8928


今日、葉の上に小さな実みたいのがついてることに気がつき、ナガエコミカンソウと判明しました。
ブラジル原産のトウダイグサ科、コミカンソウ属。
熱帯性の植物で、日本では冬を越せないので1年草とあり、
沖縄では普通に見られていて、関東以西でポツポツ発見されているとありました。
これも将来的には木となり、日本全国へ生息域を広げていくのかしら?
それによって日本固有種が減ったり、生態系が崩れてしまうとしたら悲しいことです。

地球温暖化の影響を減らすために、私ができること。
無駄なエネルギー消費を減らす。
マイバッグやマイボトルはもちろんのこと、

今年の夏からダンボールコンポストをはじめました。
ダンボールコンポストとは、ダンボール箱を利用した生ごみ処理容器のこと。 土の中に住んでいる微生物が生ごみを分解し、堆肥を作ってくれるのです。
生ゴミが減ると使うゴミ袋が減る、ゴミ焼却炉の負担が減る、堆肥ができる・・・一石三鳥です。


油断大敵

DSC_8905

今晩は。
9月に入った途端に雨続き。
涼しいというより肌寒いくらいの日々。
なんだかすっかり秋って感じですね。

そんな中、伊東市も中高年のコロナワクチン接種が始まり、
私も今日、1回目のコロナワクチンを接種して来ました。

以前は献血が趣味だった私は注射は得意なので、
一瞬チクッとしただけでアッと言う間に終了。
接種2時間経っても今のところ何も副反応なし。心配なのは2回目かな。

世間の波に乗れ?、なんだか一安心。
いえいえ、デルタの次は新しいミュー型とか出てきたし、
例えワクチン2回打っても感染してる方もいるとのこと、まだまだ油断大敵です。
おまけに季節の変わり目、体調崩しやすい時期です。
くれぐれもお身体ご自愛ください。

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