今朝の伊豆新聞に気になる記事を見つけました。
『一碧湖のヘラブナ減る』「飛来するウを駆除」

伊豆新聞 記事jpg

『伊豆の瞳』との愛称を持つ伊東市にある円形の小さな湖、一碧湖(いっぺきこ)。
これも伊豆半島ジオパークのジオサイト(ジオ的なみどころ)で、伊豆東部火山郡のひとつ。
湖が火山?って思うかもしれませんが、激しい水蒸気爆発の火口跡に水が溜まったものです。

年間3000人ほどの釣り客が訪れブラックバスやヘラブナ釣りを楽しんでいるらしいのですが、
この記事は、「釣り客のために放流したヘラブナを鵜が食べてしまうから、鵜を駆除しよう」という話。
う~ん。どうなんでしょう。ちょっと、考えてしまいました。

一碧湖に鵜がやってくること。
自然の湖に鳥がやってくるのは、自然なことですよね。
むしろ、自然が豊かだからと言えるのではないでしょうか。

ヘラブナを放流すること。
ヘラブナがいっぱい釣れるようになって、釣り客は喜び、増えるかもしれません。
ヘラブナを餌とする生物も喜び、増えるのも当然です。

放流したヘラブナが減っているから、鵜を駆除しようって、
それは、人間の身勝手というか、あまりにも端的すぎるような気がします。
一碧湖の自然を守り、後世へ伝えるためにも、よーく考えて欲しいものです。