今日も生憎の雨が降っている伊豆高原です。
ソメイヨシノが満開だというのに、残念です。

先日、静岡山岳自然ガイド協会の研修へ行って来ました。
歩いたのは、富士山の麓、朝霧高原と青木ヶ原樹海。
その日も天気は雨。
幸か不幸か晴れ女の私は雨の日に歩くことが少なく、
この日は、雨の日ならではの景色を楽しんで来ました。


朝霧高原 池

動物たちの水のみ場でもあり、ヌタ場(お風呂)でもある森の中の貴重な水溜り。
しっとりと霞がかかった森の中にカラフルなレインウェアが目立ちます。



雨の日は、木々の緑もコケも緑も恵みの雨で生き生きと輝いて見えます。
雨に濡れたコケ

約1200年前の噴火で流れ出た溶岩で出来た大地、青木ヶ原樹海。
ゴツゴツとした溶岩の上にはコケが生え、鳥や風で木々の種が運ばれ芽吹き
今ではコナラやカシワ、カエデなどで形成された原生の森となっています。



コケに近寄ってみるとこんな感じ。
スーパーマクロモードで撮影。
あまだれ
水滴がキレイですねぇ。


他にも、通称「ブナ滝」と言われるブナの樹幹流、
(ブナの葉に落ちた雨粒が葉柄から小枝、大枝へと伝わり、 ブナの幹を滝のように水が流れること)
や、熊の爪あとなども見られました。

雨の日に歩くのもいいものだなぁとつくづく感じました。