昨日は、毎年恒例の東京湾カヤックツアーに行って来ました。
朝方は雨が降っていたものの、午前中には晴れ。
東京は夏日となり、腕が日焼けするほどの好天に恵まれました。

今回のゲストはカヤック経験者の方だったので、ロングコースにチャレンジ!
去年のスカイツリーの2倍以上の距離を全員一人乗りのカヤックで漕ぎきりました!

ルートはこちら
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カヤックルート
(クリックすると大きな画像でご覧いただけます)

東大島から漕ぎ始め、隅田川に出て、有明まで。
お台場の観覧車やフジテレビのビルを見ながら、無人島へ上陸してランチ。
全長23kmと皆さん頑張りました!


レインボーブリッジをバック
レインボーブリッジをバックに


小さな水路から大きな運河へ。
大きな橋をくぐったり、低い橋をくぐったり、変化に富んで楽しいルートでした。


頭ぎりぎりの低い橋
ちょうど満潮時で、頭を低くしてくぐり抜けた橋。


中でも一番面白かったのが、小名木川にかかる扇橋閘門(こうもん)。
この江東区にある小名木川は、江戸時代に塩を運搬するために掘られた人口の水路。
明治以降、近代工業の発展に伴い、地下水の揚水が行われ地盤沈下が始まり、
地盤面が東京湾の干潮時の水面より1m以上も低くなってしまったとのこと。
そこでこの水門を作り、荒川側に排水機場を設置し、
水位を荒川や隅田川より最大3m下げることで洪水から守っているんですって。
あのパナマ運河も同じ方式で、水位の違うところを船が通航できるようにしてるんです。 

扇橋閘門

水門の中に進むと、後ろのゲートが閉じます。
しばらくして水位が上下して、ゲートの外と同じ水位になったら前のゲートが開きます。
強いて言えば、エレベーターみたいな感じ?


水位

こちらが閘門の中の水位表。
瞬く間に、3mも水位が変わって、ちょっとびっくり。不思議な体験でした。


今回のコースで漕いだ川。
途中途中下水くさかったり、ヘドロが浮いていたりお世辞にもキレイとはいえません。
2020年の東京オリンピックの選手村も、有明のあたりに出来ると聞きました。
「これが東京の匂い」と言われないようにキレイにしないといけないですね。